MetaMask(メタマスク)の利用方法(基本編)|ウォレットへの送金、トークンの交換、各種サービスへの送金の手順

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「MetaMask(メタマスク)」は、月間アクティブユーザー 3,000 万人を超える、人気の高いウォレットです。

メジャー暗号通貨であるイーサリアム(ETH)をベースに作られていて、パソコン版、スマホ版ともに無料で利用できるブラウザ型ウォレットです。。

前回、MetaMask(メタマスク)のウォレットを作成する手順をご紹介しましたので、今回はMetaMask(メタマスク)の基本的な利用の仕方をご紹介したいと思います。

MetaMask(メタマスク)の作成が未だの方は、こちらでの記事で詳しくご紹介していますので、是非とも参考にして下さい。


MetaMaskの使い方

MetaMaskはETH(イーサリアム)ベースのウォレットです。

MetaMaskでは暗号通貨を保管するのはもちろん、他の暗号通貨やトークンに交換したり、マーケットプレイスやメタバースへの送金、NFTの購入ができますが、暗号通貨自体を取引する事はできません。

ちょっとわかり難いですね。

MetaMaskでは、直接日本円や米ドルを入金して利用することはできないのです(クレジットカード、Apple Payでの購入のみ可)。

MetaMaskを利用するには、国内の暗号通貨取扱い業者で暗号通貨を購入して、それを送金してMetaMaskに保有させることで初めて利用することが可能になります。

利用するまでの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 日本国内の暗号通貨交換業者でイーサリアム(ETH)を購入する。
  2. 購入(又はすでに保有)したETHをMetaMaskに送金する。
  3. トークンの購入やマーケットプレイスなどへの送金。

ここからは、実際にMetaMaskを利用する手順をご紹介してゆきたいと思います。

順を追って見てゆきましょう!

日本国内の暗号通貨交換業者でイーサリアム(ETH)を購入する。

MetaMaskで暗号資産を保有するためには、MetaMaskがイーサリアム(ETH)系のブロックチェーン通貨を対象に作られているため、イーサリアム(ETH)を保有する必要があります。

MetaMaskでイーサリアム(ETH)を準備する為には、国内の(国外でも可)口座でイーサリアム(ETH)を購入して送金するか、MetaMaskで直接クレジットカードやApple Payを利用して購入することになりますが、現状クレジットカードやその他の支払い方法だと手数料がとても高いのと、利用できるクレジットカードの種類が少ないので、自分の口座でイーサリアム(ETH)を準備して送金する方法がおすすめです。

MetaMaskで直接購入するメリット・デメリット

メリット

  • MetaMask内で直接購入するのでアドレスを間違えたりする失敗がない。
  • ETH購入〜送金・着金までの面倒な手順がなく短時間で準備できる。

デメリット

  • 手数料が高い(購入金額の約6%)
  • 最低購入額が設定されている。
  • 利用できるクレジットカードの種類や決済手段が少ない。
  • なぜか利用できない。
MetaMaskに自分の口座から送金するメリット・デメリット

メリット

  • ETHの購入手数料が安い、もしくは無料。
  • 最低送金量が少量ですむ。
  • 国内の暗号通貨交換業者の口座なら必ずETHを安価で購入できる。


デメリット

  • ETH購入〜送金・着金までの手順が多い。
  • MetaMaskのアドレスを間違えると送金できなかったり、返金できないケース起こる。

暗号通貨を保有・利用するに当たり手数料はとても重要なコストになります。

頻繁にウォレットを利用する場合や、欲しいNFT、参加したいブロックチェーンゲームなどがある場合は、コストパフォーマンスを踏まえて、自分の口座からMetaMaskへ送金する方法をがベストだと判断して推奨しています。

なので、今回は国内の暗号通貨交換業者でイーサリアム(ETH)を購入して送金する手順を紹介します。

まずは、国内の(国外でも可)口座で暗号資産を購入しましょう。

MetaMaskは、イーサリアム(ETH)ベースのウォレットなので、口座をお持ちの国内の暗号通貨交換業者で送金したい分のETHを購入します。

MetaMaskへの送金は、各社手数料に違いがあります。

手数料を考察する場合、一概に送金手数料だけを比較するのではなく、暗号通貨を購入するために口座へ入金する時の「入金手数料」「購入手数料」「送金手数料」「出金手数料」など各種手数料をトータル的に考慮してから、利用先を決めた方が良いと思います。

暗号通貨の購入方法を知りたいと言う方は、購入方法を分かりやすく開設している記事を別に用意していますので、そちらを是非お読み下さい。


続いて、購入したイーサリアム(ETH)を送金する手順をご紹介します。


MetaMaskにイーサリアムを送金する手順

今回の送金方法は、スマートフォンを使用した場合の送金手順です。

パソコンでの送金方法もほとんど変わりはございません。

MetaMaskを送金するのに利用しやすいオススメの暗号通貨取扱い業者

Coincheckbitbank
・アプリのダウンロード数国内No.1
・販売所の取引手数料が無料
スマホ・PCのプラットフォームが使いやすい
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Step1:MetaMaskを起動します。

自分の暗号通貨の口座でイーサリアム(ETH)の購入が済んだら、Metamaskを起動します。


Step2:アドレスをコピーします。

メイン画面の上部に表示されているアカウント名(Account1)の下部の「アドレス」に触れると、自動でクリップボードへ「パブリックアドレス」がコピーされます。

後は、イーサリアム(ETH)を購入した口座の送金先に、MetaMaskでコピーしたアドレスをペースト(貼付け)して送金すれば完了です。

送金例:bitbankの場合

アプリを起動>メニュー>メニューの項目一覧から「出金」を選択>ETHを選択>アドレス欄にアドレスをペースト>数量を入力>引き出し内容確認>完了です。

アプリを起動

メニュー

メニューの項目一覧から「出金」を選択

ETHを選択>アドレス欄にアドレスをペースト>数量を入力>引き出し内容確認>完了です。

送金例:Coincheckの場合

アプリを起動

ウォレット

通貨の中から「ETH」を選択

送金をタップ

「暗号資産の送金」と言うページがブラウザで立ち上がります。

ブラウザのページの「送金する通貨」の項目からイーサリアム(ETH)を選択して、その下部の送金先で「新規追加」をタップして送金先を登録します。

送金先を登録する時に「アドレス」にコピーしたMetaMaskのアドレスを貼付けるなど必要な項目を入力して、認証コードでの認証を経て送信すれば送金が可能です。


送金時の注意事項

送金時の注意事項として、送金先(MetaMask)のアドレスを間違えて送金してしまうと送金できなかったり、最悪の場合資金が戻って来ないケースもあります。

間違いなく送金先のアドレスを入力する為にも、アドレス入力事は、コピー&ペーストするか、QRコードで読み取るようにする方法をオススメします。

上記の様なトラブルを回避する為にも、初めて送金する場合には最小金額で送金をして、確実にMetaMaskに着金されているか、テスト送金をしてから本送金をする事をオススメします。

また、暗号通貨交換業者の中には、通貨を購入するために日本円を入金する際の「入金方法」によっては、直ぐに出金・送金ができない場合もありますので、あらかじめホームページなどで確認をすることをお勧めします。


MetaMask(メタマスク)でERCトークンと交換する方法

MetaMaskでは、国内の暗号通貨交換業者では扱っていないマイナーな草コインやミームコインを保有することができます。

保有する手順は、国内で暗号通貨を購入するのと余り違はないのですが、厳密に言うとトークンを購入するという概念ではなく、自分の持っているイーサリアムを*ERCトークン(暗号通貨)と「スワップ(交換)」すると言う意味合いになります。
*ERCトークンとは、「ERC-20」の総称でイーサリアムブロックチェーンと互換性のある仮想通貨を作るための統一規格です。


検索からERCトークンを追加する方法

Step1:MetaMaskを起動します。

MetaMaskを起動して「↑⇩」マークをタップします。


Step2:②のスワップをタップします。

今回は、②の「スワップ」を選択しますが、一応その他の項目も簡単に説明しておきます。

画像中の各部の説明
  • 「購入」は、クレジットカードや指定の決済方法で、MetaMask内で直接ETHを購入できます。
  • 「スワップ」は、保有しているETHとERCトークンを交換(スワップ)する事ができます。
  • 「送信」は、MEtaMaskから他の任意のアカウントへトークンを送金できます。
  • 「受け取る」は、他のアカウントで保有しているERCトークンを受け取る事ができます。


Step3:スワップしたいトークンを選択します。

今回は、「テザー(USDT)」とスワップしようと思います。

表示されている「トークン一覧」から選ぶか、検索窓にトークンの*.通貨コードである「USDT」と入力して探して選択します。
*.通貨コードとは「ETH(イーサリアム)・USDT(テザーUSD)・CAW(ア・ハンターズ・ドリーム)」などのアルファベットで書略した文字の事です。


探しているトークンが一覧にも検索窓からも探せない場合は「Etherscan」を利用して自分でそのトークンをMetaMaskにインポートする必要があります。


Step4:スワップする量を入力します。

スワップするトークンが選択されているのを確認して、数字キーでスワップする「数量」を入力します。

スワップする量を入力したら一番下までスクロールして「クォートを入手」をタップします。


Step5:ガス代を決めます。

MetaMaskの手数料に当たる「ガス代」は自分で決める事ができます。

MetaMaskが提示する「クォート(見積もり)」を確認してスワップをします。

スワップを実行する前に各部を確認
した方が良いので各部の説明です。

画像中の各部の説明
  • ①.複数の分散型取引所からAPIで価格情報を収集して複数の見積もりを提供してくれます。メタマスクがスワップを行う際に最も安い価格でスワップをしてくれる様になっています。
    最初は最安価な見積もりが自動で選択されていて、30秒ごとに新しい複数の見積もり(クォート)を提案してくれます。
  • ②.提案されているトークンの価格
  • ③.タップすると提案されている複数のクォートが表示されます。
  • ④.ガス代の見積もりで、こちらも30秒ごとに新しい価格が提案されます。囲い部分をタップする事で自分で設定できる画面が開きます。
  • ⑤.スワップ実行時にスリッページが起こった場合の最大手数料が表示されています。
  • ⑥.スワップの実行ボタンです。

上記を確認して、問題がなければ⑥の「スワイプしてスワップ」をスワイプして実行します。


最適なクォートで必ずしもスワップができるとは限りませんが、慣れると的確なタイミングを見計らいやすくなり、安価でスワップする事ができるようになると思います。

以上でMetaMaskでトークンのスワップ(交換)が完了です。


MetaMask(メタマスク)から送金する方法

続いて、MetaMaskから国内・海外で開設してある暗号通貨口座や、他のウォレット、ブロックチェーンサービスなどへ暗号通貨を送金する手順を解説したいと思います。

送金先のアドレスを入手

「送金先のアドレス」を入手します。

MetaMaskから送金をする場合にも、MetaMaskに送金した時と同様に「送金先のアドレス」が必要になります。

送金先のアドレスは、それぞれの送金先の口座やウォレットにて入手する必要がありますので、予め調べておいた方が良いと思います。

因みに今回は、送金先にBYBITを選んでいます。

MetaMaskから指定先へ送金

Step1:MetaMaskを起動します。

MetaMaskを起動して「↑↓」マークをタップします。

表示されるメニューの中から「送信」を選んでタップします。

又は、起動後の画面で表示されているトークンの中から、送信するトークンを選択してタップします(今回はイーサリアム(ETH)です)。
移動先の画面で少し下へスクロールして「送信」をタップします。


Step2:アドレスを入力します。

予めコピーしておいた送金先のアドレスを、にペーストして「次へ」をタップします。

今後も送金する可能性がある場合は、「このアドレスをアドレス帳に追加」をタップして保存しておきましょう。


Step3:送金する量を入力します。

数字キーを利用して送金量を入力します。

送金可能な数量は、③の「残高」で表示されているのでその範囲内になります。

①の数量を確認したら、②の「次へ」をタップします。


Step4:ガス代などを確認して送金します。

トークンをスワップする時と同じく、MetaMaskから送金をする際にも「ガス代(手数料)」が発生します。

スワップ時と同様に「*.クォート」が提示されるので確認して納得がいく内容であれば「送信」をタップします。
*.クォートの確認は上述の「トークンを追加する方法」を参考にしてください。

以上で完了です。

少し時間をおいて送金先に着金されているか確認をして下さい。

MetaMask(メタマスク)の基本的な使い方まとめ

MetaMaskをはじめウォレットを作成することで、暗号通貨の持つ可能性の幅は飛躍的に広がります。
今回はその中でもメジャーで初心者でも始めやすいウォレットとして、「MetaMask」の基本的な使い方を解説しました。

MetaMaskで出来ることの基本

・暗号通貨、NFTなどを安全に保有・保管する事ができる。
・暗号通貨交換業者が提供している販売所や取引所では取扱いのないトークンとスワップ(交換)ができる。
・マーケットプレイスやブロックチェーンゲームと接続して、暗号資産の取引やP2E、M2Eなどに参加できる。
・海外の口座にある資産を送金、受け取りをするのに便利。

MetaMaskを使ってイーサリアム(ETH)ベースのマーケットプレイスや、NFTゲームに接続して参加する手順については別記事にてご紹介しています。